2010年07月09日

review:奈良エナミ「LIFE」《6/26、7/3》

review:奈良エナミ「LIFE」《6/26、7/3》

奈良エナミ「LIFE」
Bambinart Gallery
東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田3331 地階 B107
6/26(土)〜7/24(土)日月祝休
11:00〜19:00
奈良エナミ100626.jpg

Enami Nara "Life"
Bambinart Gallery
6-11-14-B107,Soto-Kanda,Chiyoda-ku,Tokyo
6/26(Sat)-7/24(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
11:00-19:00
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Bambinart Galleryでの奈良エナミさんの個展です。
久々に拝見する奈良さんの新作。奈良さんというと取っ組み合う人の姿をややぼやけた輪郭の色面構成で描く作風を思い浮かべるのですが、今回はそのお馴染みのシリーズではなく、新たに風景、それも主に西洋の墓地を描いた作品が並び、まず意外なモチーフに驚かされた次第。


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地面から聳える方形がずらりと並ぶ様子は、どこか牧歌的にも思える不思議なリズムを醸し出しているように思えます。墓地という言葉からはどちらかとうと暗い雰囲気を思い浮かべますが、奈良さんが描く情景は何となくコミカルに感じられるのが興味深いです。


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これまでの作品には見受けられなかった、程よい描き込みによる具象表現も織り込まれつつ、色彩感や色の広がり具合などに奈良さんらしさを感じさせてくれるのも嬉しく思えます。


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まろやかな形状の色面の重なり、本来は角ばった墓石さえもどこかふわりとした感じがして、独特の膨らむような空気感、むくむくと湧いてくるあたたかな温度のイメージに惹かれます。淡々とした殺風景な印象も浮かんでくるのですが、それでもやさしい気配というか、ナチュラルな感覚でその風合いと接していられるような感じが心地よく思えます。


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墓地以外のモチーフの作品も数点。


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「らしさ」はこちらでも遺憾なく発揮されているように感じられます。
このかたちの重なり、有機的な色面が入り組んで奥行きを創出していく表現や、隣り合う色で導き出す緩やかなグラデーションなどに、これまでのお馴染みのシリーズとはまったく異なるモチーフのなかにも奈良さんのペインティングの面白さが充分に収められているような印象です。


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独特の色やかたちで展開される新たな世界。
また人物の作品の展開もぜひとも拝見したいですが、そこはそれ、これからどういう情景が現れていくかも楽しみです。


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posted by makuuchi at 07:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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