2010年05月27日

recommend:Selections vol.1

展覧会タイトル:Selections vol.1
場所:新生堂
東京都港区南青山5-4-30
03-3498-8383
日時:6/23(水)〜7/2(金)日休
11:00〜18:00(最終日:〜17:00)
《参加アーティスト》
山口英紀(水墨画)、藤城正晴(水墨画)、須賀悠介(木彫)、山本あき(パステル画、立体)、林原章矩(ミクストメディア)、本木ひかり(油画)、浅村理江(油画)、佐藤明日香(ペン画)、鶴友那(油画)


 この度、南青山新生堂におきまして、若手アーティストの新作、近作を集めた展覧会「Selections vol.1」を開催致します。

 今展覧会は、今年始めに開催し多くの方にご来場いただいた山口英紀の個展に出品予定でありながら、どうしても会期中の完成が間に合わない小品があり、それが6月頃の完成見込みとなり、であればその作品をひとりでも多くの方にお見せしたい、というのがそもそもの企画のきっかけです。
 そして、その山口の新作の展示に際し、せっかくであれば僕、幕内個人が、そして新生堂が注目し、期待する他の若手作家の作品も併せてご覧いただこうと欲張って選んだ結果、9名の作家の作品を紹介することと相成りました。

 今回フィーチャーする9名の作家のうち、新生堂で毎年開催している公募展「新生展」入選作家は4名。そのうち、山口英紀と山本あきはすでに新生堂で個展を開催しています。また昨年の新生展で、ぬいぐるみを抱える女の子を描き、繊細な静謐をたたえる油彩画「窓際」で新生賞を受賞した浅村理江と、同じく昨年の新生展で入賞こそ逃したものの、その丁寧で緻密な描写により妖しい気配が紡ぎ出された油彩画で新生堂スタッフ全員の心を掴んだ鶴友那は、それぞれ今年11月と来年夏頃に個展の開催を予定しています。

 他の5名の作家はそれぞれさまざまな縁で、今回の展示への参加に至りました。昨年開催の「ULTRA002」での紹介に続き、今年始めに暗くクールな世界観を醸し出すシリーズを発表した林原章矩、今年の修了制作であり、TARO賞入選も果たした斬新かつアグレッシブな木彫作品で観る者の度肝を抜いた須賀悠介。藤城正晴は今年初めに開催されていた個展で拝見した、山口とはひと味異なる美しい静謐をたたえる水墨画が、本木ひかりは鶴友那の卒業制作を観るべく足を運んだ佐賀大学の卒業制作展で、鶴とは異なる深遠な雰囲気をたたえる本格的な風合いの人物画がそれぞれ印象に残り、また佐藤明日香は先頃スパイラルホールで開催された「SICF11」で出会い、かわいらしいモチーフが小さな紙にびっしりと描かれたペン画に心を奪われました。

 同展では、冒頭でお伝えした山口英紀の紙本水墨と紙本着彩の小品2点をはじめ、鶴友那と本木ひかりの佐賀大学卒業制作である150号の大作、山本あきにとって初の挑戦となる立体作品など、幅広いメディアの作品を展観いたします。短い会期で恐縮ですが、万障お繰り合わせの上ご高覧いただけますよう、何卒宜しくお願いいたします。

(文:幕内政治)


《参加作家略歴》
・山口英紀 Hidenori YAMAGUCHI http://sizuanshi.com/
1976 千葉県木更津市生まれ
2001 筑波大学大学院修士課程芸術研究科修了
2002〜2004 中国美術学院留学(文部科学省推薦中国政府招聘留学生)
2005 第9回新生展 新生賞
2006 個展 ギャラリーコンセプト21
2008 個展(新生堂/東京)
   エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ULTRA001」スパイラルガーデン 
2010 個展(新生堂/東京)

・藤城正晴 Masaharu FUJISHIRO
1983 愛知県生まれ
2006 春の院展(同2010年)院展(同2007年)
2007 愛知県立芸術大学大学院修了
   個展「不確かな感覚」(ギャラリー直指天/愛知)
2008 愛知県立芸術大学大学院研修科修了
2010 個展「レスポワール藤城正晴個展」(銀座スルガ台画廊/東京)

・須賀悠介 Yusuke SUGA
1984 東京都生まれ
2008 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
2010 東京藝術大学美術研究科彫刻専攻修了
   第13回 岡本太郎現代芸術賞 入賞(川崎市岡本太郎美術館)

・山本あき Aki YAMAMOTO http://yamamoto-aki.com/
1985 愛知県名古屋市生まれ
2008 個展「『うちゅう』って『ぼく』のこと?」(アートスペースA−1/名古屋)
   第12回新生展 新生賞
2009 愛知県立芸術大学大学院美術研究科デザイン領域修了
   個展「悲しくて幸福な怠惰」(新生堂/東京)
2010 グループ展「Kawaii展 ーもうひとつの日常ー」(新生堂/東京)

・林原章矩 Akinori HAYASHIBARA
1986年生まれ
2009 成安造形大学造形学部洋画クラス岡田研究室研究生過程修了
   個展「泥の夢が終わる時」(アートスペース虹/京都)
   エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ULTRA002」(スパイラルホール/東京)

・本木ひかり Hikari MOTOKI
1986 福岡県生まれ
2009 第44回昭和会 招待作家(日動画廊本店/東京)
2010 佐賀大学文化教育学部 美術・工芸課程卒業
   第86回白日会展 一般佳作賞(国立新美術館/東京)

・浅村理江 Rie ASAMURA
1987 愛知県生まれ
2006 愛知県立芸術大学入学
2009 第13回新生展 新生賞・月刊美術賞

・佐藤明日香 Asuka SATO
1987 北海道生まれ
2009 法政大学文学部日本文学科卒業
2010 SICF11(スパイラルホール/東京)

・鶴友那 Yuna TSURU
1987 広島県生まれ
2009 第13回新生展 入選
2010 佐賀大学文化教育学部 美術・工芸課程卒業



《出品予定作品画像》
山口英紀《International Orange》紙本着色 41.0×24.3cm 2010年
山口英紀《International Orange》.jpg


須賀悠介《Negative Horizon#3》H32×W40×D8cm 桐
須賀悠介《Negative Horizon#3》.jpg


鶴友那《生命の瞬間と純潔》F150号 シナベニヤに綿布・白亜地・アクリル絵具・テンペラ絵具・油絵具 2010年
鶴友那《生命の瞬間と純潔》.JPG
posted by makuuchi at 06:56| recommend | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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